おっさんの趣味部屋

新日本プロレスを見続けるおっさんのブログ

新日本プロレスへの期待

私がプロレスを見始めたのは、初代タイガーマスクのデビュー戦でした。

あまりに、カッコいい戦いに子供心がざわつきました。当時は金曜日の夜8時、一番にタイガーの試合がはじまるので、タイガー以外の選手は知らない状態でしばらく過ごしました。

その後、長州力やハルクホーガンに夢を見る。学校では、新日本プロレス派と全日本プロレス派が、藤波より鶴田の方が強いや、最強は猪木だとか、教室の男子はほとんどが、プロレス話で盛り上がる時代でした。

猪木の異種格闘技戦が、話題になり始めると、プロレスと空手の話題が多くなりはじめ、習うことができる空手に人気が移動していきました。

維新軍団が、全日本プロレスに移籍し、長州派だったファンは新日本プロレスを見なくなった。天龍を一方的にボコる長州や、二代目タイガーマスクをあっさり倒す小林邦明に新日本プロレス派は、ますます新日本プロレス最強って言い始めた。

ついに、鶴田と長州がシングルで戦った時に、あまりの鶴田の強さに新日本プロレス派の多くが、全日本プロレス派に転身していった。私は、どうしても新日本プロレスを応援することがやめられなかった。

長州たちが、新日本プロレスに出戻り、新日本プロレスが盛り上がると考えていたが、すでに全日本プロレス派になったファンや、簡単に裏切る長州たちに呆れたファンは、プロレスファンさえもやめてしまった。

私は、地元であった鶴田VS谷津の三冠戦を最前列で、谷津を応援していたが、虚しくも鶴田の強さしか残らない試合を見て、全日本プロレスを見なくなった。

UWF維新軍団が戻った新日本プロレスは、昔より面白くなったか?というと逆につまらなくなっていた。逆に全日本プロレスでは、天龍革命が大成功していた。

新日本プロレスは、世代交代を話題にしようとしたが、船頭が長州、前田、藤波と複数いては、うまくいくわけがなく、盛り上がりに欠けた。前田が蹴撃事件で解雇され、長州を選んだ新日本プロレスは、長州たちの次の世代へバトンを渡すことに成功。全日本プロレスでは、SWSショック後の四天王時代が到来、時代は新日本プロレスの三銃士と、全日本プロレスの四天王時代、SWSは、時代を掴むことができなかった。

ハルクホーガンが見たくて、SWSを見に行ったが、やはり、私にはもう一度みにいこうと思えなかった、大人気UWFは、田舎にはこないので、見る機会さえなかった。

専門学校時代にFMWが話題になり、見に行ったがあまりにつまらない。技などなにもない。椅子や武器で殴りあうだけの戦いに、なんで人気があるのかさえ、わからなかった。

闘龍門も、マグナム東京が頑張ってる時に見に行き、ガラガラの体育館で見たが、なかなか面白かったので、新日本プロレスと共に見て行こうと思った唯一の団体だった。

UWFインターとの戦いで、新日本プロレスが一気に人気を取り戻した。三銃士が頑張った結果だが、小川直也や、北尾など失敗もあったが、面白い時代だった。

ノアができると、橋本がゼロワンを立ち上げ、武藤が全日本プロレスに移籍し、新日本プロレスはむりやり世代交代をする必要があり、第三世代が時代を掴んだ。

K1やプライドといった格闘技がはやり、永田がボロカスにやられ、安田と藤田が猪木について格闘技に挑み、話題をうばい、IWGPまで巻いた。新日本プロレスの冬の時代が始まった。

まるで、DDTの様に犬軍団や魔界軍団など、必死に人気をとろうとして、過去のファンからそっぽを向かれる。追い討ちを掛けたのが棚橋という異物、ファンに媚びる新日本プロレスのレスラーなど、古いファンはそっぽを向いた。私もたぶんその一人だったと思う。

中邑のデビュー戦で、古いファンが一気に中邑に夢を見たのは当然だった。柴田と新三銃士などと言われて、新日本プロレスファンは新しい夢をもったが、柴田が新日本プロレスを退団。やはり、新日本プロレスでは総合格闘技には勝てないのかと、考えていた。

総合格闘技が、下火になぜなったのか?はっきりいって知らない。純プロレスであるノアが人気を博し、総合と関わった新日本プロレスは客の入らない時代があったため、私もこの時代は近隣府県まで、当日券を買いにいって最前列が買えた時代でした。

徐々に、棚橋の良さもわかり、中邑、棚橋、後藤の新世代に夢を見ながら応援してきて、2012年のレインメーカーショックで、新日本プロレスのファンであったことが、これほど、楽しい時代がくると思わなかった。2014年についに東京ドームも見に行くことができた。

そして、安泰の数年がたち、2019年、やはりやって来た、新日本プロレスの安定期をぶち壊す年。

破壊なくして創造なし。橋本の言葉。

今年はどんな夢を見せてくれるんだろう。楽しみである。